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自分に噓をつかず、無理をしないで楽に生きる~福岡県中間市のハーブガーデンCS60出張施術日記~CS60LOHAS北九州緩み

中間市の静かな住宅地。

午前の陽射しはすでに盛夏の色を帯びていて、白い外壁にきらきらと光が跳ねていた。約束の時刻、私はその一角にあるご自宅を訪れた。

呼び鈴を押すまでもなく、庭先に立つご主人が、ホースでハーブガーデンに水をやりながら、にこやかにこちらに氣づかれた。


「暑い中、ありがとうございます。」


そう言って手のひらの水を払うしぐささえも、どこか丁寧で、土地の人らしい温かみを感じさせる。玄関の中はほんのりとミントの香りが漂っていた。奥様はソファに腰をかけておられた。柔らかな笑顔の奥に、わずかに疲労の色が滲んでいる。猛暑続きのせいか、それとも、食の巡りのせいか。


「最近、ちょっと調子が出ないんです」


奥様がそう言いながら、施術マットの上に身をゆだねる。CS60を手にとり、静かに施術をはじめた。


指先、手の甲。皮膚の表面に、何かを語りかけるように浮かぶ“反応”が、そこにあった。まるで身体の奥が言葉をもたずに訴えているかのようだ。


数十分後、施術を終えると、リビングには深煎りの香りが広がっていた。


ご主人が淹れてくださったアイスコーヒー。氷がカランと音を立て、グラスの表面をうっすら曇らせている。


「つい揚げ物、買っちゃったんですよね。おなかすいてて」


奥様が少し恥ずかしそうに笑った。けれど、その表情の裏には、食と心の深いつながりへの実感が滲んでいた。


「やっぱり、食べるものって本当に影響あるんですね」


「しかも、どこで、誰と、っていうのも」


どうやら、最近、少し気が進まないお付き合いの席があったらしい。言葉にこそ出されなかったが、心に浮かんだ違和感が、彼女の身体を通して静かに反応していたのかもしれない。


「仲良くしなきゃ、とか、嫌われたくないからって、無理しちゃったんです。でも……もう、そういうのやめようかなって」


ご主人が隣で頷く。


「そうだね。嘘をつくと、自分が一番つらくなるからね」


仮面をかぶったような自我では、生きづらくなる。まるで、添加物の多い食事のように、心に負担をかける。食べ物と同じで、人間関係にも“身体がよろこぶ相性”というものがあるのだと、奥様はしみじみと言った。


そんな流れのなかで、奥様がふと思い出したように笑顔を見せる。


「来週末、たこ焼きパーティー、どうですか?」


南部鉄器のたこ焼きプレート。カセットコンロ。こだわりの出汁。各自が“たこ焼きに合いそうな一品”を持ち寄って、ハーブガーデンを望むウッドデッキで、風に吹かれながら焼いて食べるという。


「うちはね、チーズと、自家製の紅生姜をちょっと入れるの。出汁は昆布と干し椎茸を前の晩からつけて、鰹節とウルメイワシ、ムロアジ、サバ節など、かなりこだわっているんですよ。」


奥様の言葉が、もうすでに湯気の向こうのたこ焼きを描いていた。

身体が整えば、心もほどける。心がゆるめば、人と人の間も、たこ焼きの生地のようにふわりとまろやかに、温まっていくのかもしれない。

そんな午後の、ほんのひとときの訪問だった。

ハーブ 中間市CS60

 
 
 

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