【ハスクバーナのチェーンソーと桃――動物を彫る手を癒す午後】
- 管理者
- 5月26日
- 読了時間: 2分
皆さんこんにちは。
小倉南区近郊でCS60の出張整体を行なっておりますCS60LOHAS北九州緩みです。
先日は、小倉南区の桃農家さんのお宅に、訪問施術に伺いました。
到着すると、あたり一面に広がる桃の木。小さな緑の桃がたくさんなっており、綺麗に草が刈り取られた畑に心が緩みます。
出迎えてくださったのは、陽に焼けた肌と大きな手をしたご主人。
もともとは農作業での身体の疲れをどうにかしたい、というご依頼でしたが、お話を伺ううちに、とても興味深い一面を見せていただきました。
ご主人はなんと、チェーンソーアートの作家でもあるのです。
「まあ、趣味やけどね」と笑いながら案内された納屋の裏。
そこには、見事な動物たちの木彫り作品がずらり。
――トラ、ミーアキャット、キリン、フラミンゴ、パンダ、シマウマ、そしてカピバラ。
どれもただの「作品」ではなく、まるで今にも動き出しそうな、生きた表情と姿。
特にトラの眼光や、ミーアキャットの立ち上がって警戒するようなポーズには、ご主人の観察眼と愛情がそのまま彫り込まれていました。
「これ全部、ハスクバーナのチェーンソーで彫りよるっちゃ」
と、誇らしげに語るご主人。
チェーンソーへのこだわりも相当で、「刃は無くなるまで自分で研ぐのが流儀」とのこと。
一度削ってみせてもらいましたが、その刃先を撫でる手つきに、桃を育てるときと同じような愛情が感じられました。
施術中、ご主人はほとんど無言。
でも肩や背中にCS60を当てるたびに、深く長い息が抜けていきました。
「こんな静かに体がほぐれたのは、初めてかもしれん」
と、ぽつりとこぼされたそのひと言に、長年酷使してきた体の奥に眠る疲労の深さと、そして今、その身体がようやく“労わられた”という安堵がにじんでいました。
帰り際、「こんなんも作っとるんよ」と、笑顔で紙袋を手渡してくれました。
開けてみると、鹿の角と木材で出来たバードコールでした。鹿の角を動かすと、可愛らしい鳥の鳴き声がしてきます。動物や鳥、そして自然が大好きなご主人の優しさが詰まった素敵なプレゼントでした。
ご主人の手は、チェーンソーを握り、木を削り、動物を生み出し、桃の枝を育てる手。
力強くて、優しくて、どこか神様のようでした。
動物を彫る手が、少しでも楽になりますように――
そんな祈りをこめて、またお会いできる日を樂しみにしています。感謝しています。
CS60LOHAS北九州緩み
\ 力強い手にも、静かな癒しを /
小倉南区・北九州市内各地へ、出張施術受付中。

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