ヒヨドリの大群が柿の木にとまった朝の庭〜喫茶猫屋堂整体〜CS60LOHAS北九州緩み
- 管理者

- 10月20日
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朝の空氣は、少しだけ冷たかった。
湯気の立つ風呂に身を沈め、ぼんやりと外を眺めていると、突然、空の向こうからにぎやかな声が近づいてきた。
ヒヨドリの大群だ。
ざわめくような羽音とともに、彼らは庭の柿の木に降り立ち、一斉にビャービャーと鳴き始めた。
それはまるで、朝の合唱のようであり、少し乱暴なオーケストラのようでもあった。
濃い青の羽毛が、朝日を受けてきらりと光る。
その光景は美しく、少し胸があたたかくなる。
夢中で柿をついばむ姿は可愛らしいが、鳴き声の大きさには思わず苦笑いした。
やがて、大群は一斉に飛び立った。
庭に静けさが戻る。
ただ、一羽だけ、枝の上に残っている。
まだ柿を食べている。
マイペースで、どこか人間くさい。
──この一羽のように、自分のリズムで生きるのも悪くない。
湯船の中で、肩の力が抜けていくのを感じた。
外の冷たい空氣と、風呂のぬくもりが心地よく混ざりあい、
今日という一日が、ゆっくりと始まっていく。
からだもこころも、自分のペースで。
自然のリズムと共に、ゆるやかに整えていく時間を。
喫茶猫屋堂整体





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