18種のスパイスが奏でる特製カレーちりめんと、土鍋ご飯が教えてくれた日常の豊かさ〜喫茶猫屋堂整体〜
- 管理者

- 9月25日
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昨年のことだった。
私の暮らしの中に、突如として「ちりめんふりかけブーム」がやってきた。炊き立ての白いご飯に彩りを添える、素朴でいて奥深い味わい。台所に立つたび、氣がつけば手を動かしていた。ちりめん山椒のぴりりとした香り。しそちりめんの爽やかな紫蘇の風味。ほんのりと異国の香りをまとったカレーちりめん。三種類のふりかけは、私の毎日にちいさな喜びを運んでくれた。
そして、今年。
新たな挑戦として、私は18種類ものスパイスをブレンドした特製カレーちりめんを作ってみた。いつものカレーとはまるで違う。普段は使わないスパイスの瓶を棚から取り出すたび、胸の奥がわずかにときめいた。台所の空気は一瞬で異国の市場のようになり、香辛料の香りが柔らかく混じり合っていく。
不思議なことに、調理は思った以上にすんなり進んだ。難しい手順などなく、素材たちは自然と形を成し、あっという間に出来上がった。まるで「この姿で待っていたよ」と語りかけてくるように。
さっそく、土鍋で炊いたふっくらご飯の上にのせてみる。
熱気を帯びた白米の粒の間に、黄金色のちりめんが散りばめられる。その瞬間、香りがふわりと立ちのぼり、鼻腔をやさしくくすぐった。ひと口運ぶと、しっとりとした口あたりが舌の上に広がる。複雑でありながら調和のとれた味わいが、ご飯の甘さと重なり合い、静かに身体の内側まで染み込んでいくようだった。
「これだ。」
そう思った。日常のささやかなひと幕にすぎないのに、心は確かに満たされていく。食卓の上で起こる小さな奇跡。その積み重ねこそが、暮らしを豊かにするのだろう。
CS60LOHAS北九州緩みの施術の後、ふと台所に立ち、こうして新しい味を確かめていると、「整う」ということは身体だけでなく、日々の営みの中にも訪れるのだと感じる。心身のめぐりと共に、食のめぐりもまた調和していく。
今夜の一膳は、そんな氣づきをそっと教えてくれた。
喫茶猫屋堂整体
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