【ヤングコーンの衝撃】小さな命の中に、ぎゅっと詰まった夏の味
- 管理者
- 5月11日
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皆さんこんにちは。
北九州市近郊でCS60の出張整体を行なっておりますCS60LOHAS北九州緩みです。
先日、八幡西区の閑静な住宅街を訪問し、施術をしていると、宅配便が。
それは、思いがけず届いた小さな贈り物でした。
知り合いの熊本県の農家さんから、新鮮なヤングコーンをいただいた奥様が、「おすそ分けです」と、にこやかに渡してくれたのです。
ヤングコーン。
名前は聞いたことがあったけれど、実際に調理したことはなく、正直なところ、どうやって食べたらいいのかさえもよくわからなかった私。
袋の中から取り出したヤングコーンは、20センチほどの細長い姿。薄くて柔らかい皮に包まれていて、どこか頼りなげに見えるその外見に、「ほんとにこれ、トウモロコシなの?」と内心疑いながら、そっと皮をめくってみました。
すると中から現れたのは、ちいさな、ちいさなトウモロコシ。
まるでミニチュアのように可愛らしく、粒のひとつひとつがきらきらと並んでいる様子に、ふっと心が和みました。
どんな味がするんだろう。どうやって食べるのが正解なんだろう。
戸惑いながらも、冷蔵庫にあるもので簡単に調理することにしました。
小さな鉄板に、オリーブオイルをたっぷりと。
塩、胡椒、それから刻んだにんにくと唐辛子も少しだけ。
シンプルだけれど間違いのない組み合わせ。
そこに皮をむいたヤングコーンを並べて、オーブンの中へ。
焼き上がるまでのあいだ、台所にはふんわりと甘く香ばしい香りが立ちのぼってきました。
こんがりと焼き色がついた頃合いを見て、取り出してひと口。
……あまりの美味しさに、驚ろきました。
小さいのに、しっかりと甘い。
ほのかな青さとともに、トウモロコシそのものの香りがふわっと広がって、口の中が一気に夏になったような感覚。
噛むほどに感じるやさしい甘さと、焼き目の香ばしさ。
にんにくと唐辛子の香りがアクセントになって、素朴だけど、なんだかとても贅沢な味わい。
「これが、本当のヤングコーンの味なのか…」
よく考えたら、これまで口にしてきたヤングコーンは、ほとんどが水煮や瓶詰のものばかり。
本当の旬の、採れたての、焼きたてのヤングコーンに出会うのは、たぶん、人生で初めてだったのかもしれません。
野菜って、こんなにも表情があるんだなぁ。
そう思わせてくれた、小さな命のかたまり。
特別な料理じゃないけれど、こういう何気ないひと皿こそが、心をふっと豊かにしてくれるのかもしれません。
農家さん、届けてくれた奥様、そして大地の恵みに、深く感謝した日でした。

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