和服が似合う生け花の先生と、自家製コーラとフレンチフライの午後 ― 古賀市でのCS60施術と、かつて洋食屋で描かれたオムライスのハートの思い出~CS60LOHAS北九州緩み~
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- 9月24日
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福岡県古賀市にCS60の出張施術にお伺いした。出迎えてくださったのは、和服が似合いそうな落ち着いた雰囲気の女性。お話を伺うと、生け花を長く学ばれているそうで、その日もお墓参りに行き、自分でアレンジした花を供え、草取りをしてきたのだと話してくださった。少し暑かったが、お墓がきれいになって心もすっきりした、と柔らかな笑みを浮かべられていた。
ただ、その作業の後から右腕が氣になるとのことで、早速リビングの畳の上で施術を始めた。足から順番に丁寧にCS60を当てていく。体はすべてつながっている。足を施術しているときに「腕の血行が良くなってきた」と驚かれた様子で口にされた。そのまま全身を整え、特に氣になっていた右腕を重点的に。痛みを感じるところもあったが、終わる頃には「すごくすっきりした」と声を弾ませておられた。
施術後、テーブルに出していただいたのは、なんと自家製のコーラ。様々なスパイスを煮詰め、甜菜と黒糖でやさしく甘みを調えた特製の一杯だった。爽やかで奥深い味わいに思わず感嘆の声をあげると、彼女は嬉しそうに笑った。さらにその場でフレンチフライまで揚げてくださった。オリーブオイルを贅沢に使い、特製の塩コショウで仕上げられたそれは、香り高くジャガイモの旨味を存分に引き出していた。
「実はね……」と彼女が語り始めたのは、意外なお話だった。「昔は洋食屋をやっていたことがあるんです」
和の佇まいが似合う女性が、かつて厨房でフライパンを振っていた――。驚きと同時に、先ほどの料理の完成度に合点がいった。ハンバーグやビーフシチュー、グラタンを毎日作り続けていた日々。体力的には大変で、やがてお店は閉めてしまったそうだが、「誰かに料理を出して喜んでもらうのが本当に好きだった」と懐かしそうに語っていた。
そして彼女は、ふと忘れられない一場面を話してくれた。
「常連さんで、小さな女の子を連れてよく来られるお父さんがいたんです。女の子は必ずオムライスを注文してくれてね。ケチャップでハートを描いてあげると、目を輝かせて喜んでくれたんです。ある日、その子が小学校に入学して、自分で『ありがとう』って言ってくれた時は、涙が出そうになりました」
彼女の言葉に、温かな情景が浮かび上がった。生け花で人の心を和ませ、自家製の料理で体を喜ばせ、CS60の施術と同じように「誰かを幸せにしたい」という思いが、ずっと彼女の中心にあるのだと感じた。
その日の施術は、身体の緊張を緩めるだけでなく、彼女の人生の物語に触れる時間にもなった。和服が似合う花の先生が、かつて洋食屋の厨房でオムライスにハートを描いていた――そのギャップが、ますます魅力的に思えた。
喫茶猫屋堂整体
CS60LOHAS北九州緩み





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