赤富士の下に馬に乗って走る猫〜福岡県中間市CS60出張整体日記〜CS60LOHAS北九州緩み
- 管理者

- 9月22日
- 読了時間: 2分
福岡県中間市。
朝の澄んだ空氣の中、私は「箒三姉妹」と呼ばれるご自宅へと向かった。玄関先に着くと、やはりいつもの光景が広がっていた。三人が並んで箒を持ち、庭先や玄関まわりをていねいに掃いている。毎朝の掃除は彼女たちのライフワークであり、まるで日々の祈りのようにも見えた。
「今日もありがとうございます」
声をかけると、三人は微笑み、手を休めて迎えてくれた。
最初に施術を受けてくださったのは長女様。
右肩に少し氣になる重さがあるとのことだったが、時間が経つにつれ表情はやわらぎ、「肩がふっと楽になった」と笑顔がこぼれた。
次に次女様。
理由のはっきりしない疲れを感じていたそうだ。施術の後、「なんだか身体が晴れやかになった」と言葉を残したとき、私自身もほっと胸をなでおろした。
最後は三女様。
肩甲骨のまわりにこわばりを感じていたが、施術が終わるころには、すっきりとした息遣いで「羽が伸びたみたい」と肩をぐるりと回されていた。絶好調だ。
三人の笑顔がそろった瞬間、空間そのものが明るくなるようだった。
施術を終えたあと、リビングでいただいたのは香り高いジャスミンティー。やさしい味わいが心に染みわたり、掃除で整えられた家の空氣と重なって、穏やかなひとときが流れていった。
そして揚げ煎餅を食べた。
「一回開けたら、もう止まらなくなるんよ」と三女様。確かに、みんなでバリバリといわせながら、次々に揚げ煎餅を食べていった。
そして、思いがけない贈り物。
三姉妹から手拭いをいただいたのだ。
そこには北斎の赤富士が描かれ、その下には猫が馬に乗っている。原作が何かは分からないけれど、まるで浮世絵の中の一場面を切り取ったようで、ユーモラスでありながら力強い。
「きっと、喫茶猫屋堂で整体を始めた先生に似合うと思って」と手渡されたその布に、私は胸が熱くなった。
箒三姉妹の暮らしには、整える力と遊び心と、そして温かなもてなしがある。
その空氣に触れるたび、こちらこそ深く癒されているのだと実感する。
新宮町花立花
喫茶猫屋堂整体
CS60LOHAS北九州緩み





コメント