夜の闇に包まれ、虫の歌に身をゆだねていると、不思議と心が鎮まってくる。喫茶猫屋堂整体。CS60LOHAS北九州緩み
- 管理者

- 9月20日
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新しい風はどこからやってくるのか。
風は豊かに実った稲穂を揺らす。静かに揺れる樹木の枝から、たわわに実ったどんぐりが見える。その奥に広がるどんぐりの森の中に、静かに眠る虫たちがいる。日中の暑さが和らいだ夜、彼らは一斉に鳴き始める。
その微細な歌には、ただの音以上のものがあるように思えてならない。耳を澄ませば、心の奥に小さな揺らぎが生まれ、固くなっていた心がゆっくりと解かれていく。虫たちの声は、巫女が振るう鈴の音に似ている。響きそのものに、場を清め、人の内に溜まった澱を祓う力が宿っているのだ。
古来より、人は「音」に不思議な力を感じ取ってきた。祝詞、鈴の音、太鼓の響き——いずれも人と神とをつなぐ媒体として用いられてきた。虫の歌もまた、その一つではないだろうか。人がつくったものではなく、大自然から与えられた浄めの調べ。だからこそ、聴く者の心をまっすぐに震わせるのだろう。
夜の闇に包まれ、虫の歌に身をゆだねていると、不思議と心が鎮まってくる。まるで目に見えぬお祓いを受けているかのように。余計な考えや、日中に積もった疲れが少しずつ溶けて、ただ「在る」という感覚だけが残る。
もしかすると新しい風とは、このように自然の声を受け取った瞬間に吹き込むものなのかもしれない。虫たちの歌が風にのり、わたしたちの魂を揺さぶり、そして次の日へと進む力を与えてくれるのだ。
「CS60LOHAS北九州緩み」もまた、そんな自然の調べのように、人の中に新しい風を呼び込み、澱んだものをそっと祓っていける存在でありたい。虫の声を聴きながらそう思う秋の夜であった。
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