悪魔城ドラキュラと探索の記憶 遠賀郡水巻町〜CS60LOHAS北九州緩み日誌〜
- 管理者
- 6月22日
- 読了時間: 3分
朝の光がカーテン越しに差し込んできた。
今日はどこか、いつもより心が軽い。
湯気の立つ味噌汁の香りを吸い込んで、丁寧におにぎりを頬張ったあと、スマホが震えた。
「見せたいものがあるんです。できたら、時間のある時に来ていただけませんか?」
送り主は、福岡県遠賀郡水巻町に住むレトロゲームコレクター。
以前、ご主人がCS60の施術を受けてくださった時、施術後にお話していた方だ。
なにやら面白そうな氣配がして、彼の元に向かった。まるで、小さな冒険の始まりを祝福するように、鳥が鳴いていた。
彼の家は、古き良き昭和が漂う住宅街の一角にあった。
玄関を開けると、フローリングの隅々まで磨かれた木の床。
さっそく、2階の彼の部屋へ。
山のように積まれたゲームソフトの数々。
任天堂、セガ、NEC、そして……彼が自慢げに見せてくれたのは――
「悪魔城ドラキュラ。Nintendo DS版の三部作、そろってるんです」
思わず息を飲んだ。
『悪魔城ドラキュラ 奪われた刻印』『蒼月の十字架』『ギャラリー オブ ラビリンス』。
レトロゲーム市場でも名高い、プレミアの品々だ。
「実はね、同じ作品、Switchでも持ってるんです。でも、やっぱりDSの画面の方が落ち着くというか……探索してるって感じがするんですよ」
彼の眼差しは少年のようだった。
手に持った小さなゲーム機――薄い、艶のあるパールホワイトのDS Lite。
開くと、上画面にはマップ表示、下画面には髪の長い女性が佇んでいた。
「DSって、小さいけど夢があるんですよね。自分が主人公になって、世界を救うっていうあの感覚……子供の頃の僕は、本当にドラキュラを倒せると思っていた」
探索するのは、ゲームの中のダンジョンではない。
彼自身の心の奥、忘れかけていた情熱や想像力の記憶――その記憶を、もう一度手繰り寄せているのだ。
HPを回復して、武器を整えて、深呼吸して――もう一度、城に挑む準備をする。
私たちはコーヒーをすすりながら、ドラキュラの攻略法について語り合い、どちらともなく笑った。
「夢中になれるものがあるって、ほんとうに素敵なことだと思いますよ」
私がそう言うと、彼はふと真顔になって頷いた。
「現実ではドラキュラなんかいない。でも、何かに立ち向かって、少しずつでも前に進む。それだけで十分、冒険だと思うんです」
彼の言葉が、心にしみこんでくる。
そう、CS60の施術もまた、一つの探索だ。
どこに緊張があるのか、何が心を縛っているのかを感じ取り、そっと“ゆるめて”いく。
その先には、きっと新しい風景が待っているのだ。
帰り道、車窓から見えた水巻町の田園に、風が吹いていた。
青空の下で、あの小さなDSの画面に広がるドラキュラ城の塔が、少しだけ現実の景色と重なって見えた気がした。
探索はまだ終わらない。
きっと、今日も誰かの物語が、どこかでそっと始まっている。
CS60LOHAS北九州緩みでは、
“体の裏にある、小さな物語”を大切にしています。
ゲームや趣味を通じて、自分らしさを取り戻したいあなたへ。
今日も、緩やかな探索の旅にご一緒します。
📍福岡県遠賀郡水巻町
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