春の庭に、せりの香りが満ちる頃
- 管理者
- 5月1日
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皆さんこんにちは。
北九州市近郊でCS60の出張整体を行なっておりますCS60LOHAS北九州緩みです。
春の風がやわらかく庭を撫でる季節になると、毎年私の心はワクワクし始めます。なぜなら——庭のせりが顔を出すからです。
せり。
それは私にとって、野草の中でも特別な存在。
その姿を見るだけで、なぜか心がほぐれていくのです。
畑の片隅や、ちょっと湿った石の間からすっと伸びたその茎。小さな葉っぱの一枚一枚が、命の躍動をそのまま伝えてくれるようです。土のにおいがほんのり混ざった、野生の香り。これこそが“本物”の自然の恵みなんだと、毎年氣づかされます。
先日、庭で採れたせりをさっと炒めて、ほんの少しだけ醤油を垂らしていただきました。
その瞬間、口の中にふわりと広がる香り。
まるで山あいの清流に立っているような、澄んだ空氣が身体中を駆け抜けていきました。
火を通すと、せりのシャキッとした食感が少しだけやわらぎ、そのぶん香りが立つ。
噛むたびに、「これが自然の恵みか」としみじみ感じさせてくれます。
せりの魅力は、単なる“味”や“香り”では語り尽くせません。
それは自然とともに生きる感覚を思い出させてくれる、命のつながりそのもののような氣がするのです。
CS60の施術を通して、私はいつも「身体の緩み」について考えています。
どこかが張り詰めていると、流れが滞る。流れが滞れば、呼吸も浅くなる。
でも、せりを摘む時の手の感触、香りを吸い込んだ時の感覚、口に含んだ時のぬくもりは、身体をやさしくゆるめてくれる。
自然のものに触れるだけで、こんなにも心と身体がほぐれる。
それはまさに、私たちが忘れていた“緩む”という感覚。
現代の生活は、便利だけれど、張りつめた情報と刺激にあふれています。
でも、ほんのひとつまみのせりが、どれほどの癒しと氣づきをもたらしてくれるか。
その“ちいさな贈りもの”に、心から感謝したいと思います。
CS60LOHAS北九州緩みでは、施術を通じて身体の滞りを緩めることを大切にしています。日々の暮らしの中でも、せりのような自然の恵みを感じながら過ごすことで、さらに深く「緩む」ことができると信じています。
庭のせりに、ありがとう。
この季節があることに、ありがとう。
そして今日も、心と身体がやさしく緩む一日でありますことに感謝しています。

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