真紅のカーペットと冬の蕾 ― 山茶花の公園で感じた静かなエネルギー新宮町喫茶猫屋堂整体。CS60LOHAS北九州緩み
- 管理者

- 12月5日
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新宮町の喫茶猫屋堂の近くにある小さな公園。
まだ朝の氣配が濃く残る時間、ひんやりとした空氣を胸いっぱいに吸い込むと、鼻の奥がツンとするほど冷たかった。
歩道をゆっくり歩いていると、足元でふと光が揺れた。
見れば、山茶花の木の下に、花びらがふわりと散り積もり、真紅のじゅうたんのように公園の土を彩っている。
昨日まではしっかり枝についていた花びらだろう。
雨と風と夜の寒さが、そっと花を手放させたのかもしれない。
その赤い海の上に、朝の光が反射してきらきらと光る。
ひとつとして同じ形の無い花びらたちが重なりあい、最後の瞬間まで美しい姿を見せてくれていた。
少し歩くと、今度はふんわりと優しいピンク色が目に入る。
山茶花の並木が続き、赤とピンクが寄り添うように植えられている。
ピンクの木は、まるで今が盛りとばかりにたっぷりと花を咲かせていた。
木の枝先をよく見ると、まだ固く丸い赤い蕾がたくさん残っている。
寒さに身を震わせながら、確かな時を待つ小さな命。
昨夜は雨が降り、氣温は急に下がり、時折ぱらぱらと雹までも落ちてきた。
その厳しい環境の中でも、蕾は静かに成長を続けている。
強く、しなやかに、内側に秘めた力を温めながら。
目の前の山茶花は、まるで教えてくれているようだ。
「すぐに開く必要はないよ」
「自分のタイミングでいい」
「寒さの中で蓄えた力は、必ず美しい花になるから」
満開の花も、散りゆく花も、まだ硬い蕾も。
すべてが凛とした姿でそこにある。
冷たい風を頬に受けながら、私はそっと息を吸ってみる。
胸の奥まで新しい空氣が満ちてくるような感覚。
身体の巡りが広がり、静かにほどけていく。
自然のリズムに身を預けると、不思議と心も整っていくようだ。
急ぐ必要はない。
焦る必要もない。
ただ、今の自分のペースで、少しずつ前に進めばいい。
公園を後にするとき、振り返ると、真紅のカーペットが朝日を受けて輝いていた。
山茶花は今日も静かに、力強く、美しく生きている。
自然のリズムの中で、身体とこころがより快適な状態へ導かれますように。
寒さの中でもそっと蕾を育てる山茶花のように、今日もあなたの日がやさしい力で守られますように。
喫茶猫屋堂整体
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