竹やぶの向こうの朝日と、やわらぐ時間〜喫茶猫屋堂整体〜CS60LOHAS北九州緩み
- 管理者

- 11月8日
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今朝は朝日が一段と美しかった。
竹やぶや雑木林の間から、ゆっくりと光が射してくる。冷えた空氣の中に、金色の粒が舞い降りるようで、しばし足を止めて見とれてしまった。
日が暮れるのも早くなり、また日が登る場所も少しずつ移動している。季節が確かに進んでいるのを、肌で感じる。人も自然も、ゆるやかに変化しているのだと思うと、心がすっと穏やかになった。
この時間帯に空を見上げるのが好きだ。夜の名残を少しだけまとった空が、次第に淡い朱色に染まっていく。そのグラデーションの中で、鳥たちが声を交わし始める。まるで「今日も一日が始まるね」と挨拶をしているようだ。
そんな朝の空氣の中で、CS60の施術に向かう準備を整える。
空氣が澄んでいる日は、道具を手にする感覚までもが清らかに感じられる。人の身体に触れる仕事だからこそ、自分の心と身体の状態を静かに整えておく時間を大切にしている。
今日お伺いするのは、山のふもとのお宅。
玄関の前には、剪定された松の木がすっきりと立ち、朝露に濡れた石畳が静かに光っていた。施術の途中で、ふと障子の向こうから射し込む朝日が、やわらかく畳を照らす。その光のあたたかさに包まれながら、まるで時が少し止まったような穏やかなひとときが流れた。
身体が少しずつゆるみ、表情が穏やかに変わっていく。
「なんだか、呼吸が楽になりました」と小さな声で言われたその瞬間、朝に見た竹やぶの光景がふと重なった。自然の光も、人の身体の中の光も、ちゃんとそこにある。ただ、それを邪魔しないように、そっと整えてあげるだけでいいのかもしれない。
施術を終えて外に出ると、風が少し冷たくなっていた。
竹やぶの間から吹き抜ける風が頬に触れる。空はすっかり青く、太陽はもう高い場所で輝いている。
今日もまた、少しずつ日が短くなる。けれどその分、朝の光が一段と愛おしい。
日々の変化を感じながら、自分の中の小さな光を見つめていく。
そんな穏やかな朝だった。
喫茶猫屋堂整体
CS60LOHAS北九州緩み





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