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透明な窓と、中間市の箒三姉妹とCS60午後のひとときーCS60LOHAS北九州緩み


中間市の町並みに、ゆっくりと夏の風が流れていた。

その風が、箒三姉妹の庭を抜けるころ、私は今日もまた、CS60の出張施術の道を辿っていた。


「先生、よう来なさったねぇ」


元氣ハツラツな三人が、いつものように優しく出迎えてくれる。


「箒三姉妹」と地元で呼ばれるその姿は、掃除の達人であるだけでなく、まるでこの町の守り神のようだった。


今日もまずは、長女様から施術をはじめた。肩と背中に静かにCS60を当てていく。まるで、時が少しだけ止まったかのように、家の中にゆったりとした静寂が満ちていく。

三姉妹への施術が終わるころには、部屋の空氣もどこか整っていた。不思議なものだ。身体がゆるむと、空間までもが整って見える。


「先生が来るとね、うちがきれいになるっちゃ。ほんとよ」


と、長女様が笑った。

確かに。他人が来るとなると、どことなく部屋を整えたくなるものだ。それも、出張施術の効用かもしれない。

施術のあとは、樂しみなお茶会が始まった。

今日のお菓子は、八幡西区の香月の洋菓子店で買ってきたというシュークリーム。

ふんわりしたクリームがた~っぷりの甘さが、紅茶の香りとよく合っていた。


窓際の席で談笑していると、ふと話題が「窓ふき」に移った。


「外の窓、なかなか手が届かんとよ。脚立はあるけど、使わんまんま」


三姉妹がそう言うと、誰からともなく「じゃあ、今やろうか」という空氣になった。

氣がつけば、四人で窓ふき合戦がはじまっていた。


私は外側、三姉妹は内側。

互いに「あそこ、まだ曇っとる」「そっちは拭きムラよ」と指摘しあいながらの、笑い混じりの作業。


内側は、水と新聞紙だけで驚くほどきれいになった。だが、外側の汚れは頑固で、すこし工夫が必要だった。


まず、ホースでざっと水をかけ、つぎに薄めたシャボン玉石けんの食器用洗剤を霧吹きで吹きつける。新聞紙でこすり、水で流し、水切りワイパーでしずくを払ったあと、仕上げにもう一度新聞紙で丁寧に拭き上げた。


するとどうだろう。窓ガラスは、まるでそこに何もないかのような透明さになった。


「わぁ…すごかねぇ…」


誰かのつぶやきに、みんなでしばらく見入った。

透明な窓の向こうには、青空と緑の庭、そして遠くの木にとまった陽氣な鳥の歌声が聴こえる。


ただ、それだけの風景なのに、心がすっと軽くなる。その窓は、誰かの心にかかった曇りを、ほんの少し拭き取ってくれるような、そんな不思議な力を持っていた。


午後の光が、少しずつ傾いてゆく。今日も、良い時間をいただきました。


ありがとう、箒三姉妹


また、あの透明な窓の向こうで会いましょう。


箒三姉妹

 
 
 

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