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食べ物大切にすることについて、ふと考えたこと〜糟屋郡新宮町CS60施術日記〜CS60LOHAS北九州緩み

糟屋郡新宮町の丘の上。

豊かな田んぼで育っている稲を揺らす風が、まだ夏の名残りを運んでくる朝。


施術に向かう途中、私はふと「食べ物のこと」を考えていた。

食べ物とは、まさに神様の姿そのものではないだろうか。

人は命あるものしか食べることができない。

しかし、その命を人が一から作り出すことはできない。

海や山、大地の中で育まれたものをいただいて、生きている。

水も、空氣も、日の光も、熱も――すべては恵み。


「いただきます」という言葉の奥には、その命を繋いでくれる大いなる流れがある。

ただ、現代の私たちにとって、そのありがたさを実感することは難しい。

豊富に食べ物がある世界では、感謝の心よりも空腹の苦しみの記憶が強く残ってしまうこともある。

だからといって、意識的に「ありがとう」と唱えると、どこか自分に嘘をついているようにも感じる。


施術に訪れた場所で、私はそんな思索をめぐらせながらCS60を握っていた。

人の身体もまた、食べ物や水と同じように、命の循環の中で生かされている。

時に衰え、すり減ることもある。

けれど、逆に時を経ることで深まるものもある――それはまるで薬草酒のようだ。

苦い草、辛い草、渋い実。

ひとつひとつは単独であれば強すぎる味でも、それらが合わさることで新しい調和が生まれる。

熟成が生み出す「第三のもの」。


CS60を通して触れる身体もまた、そういう調和の可能性を秘めている。

痛みや苦しみという「苦味」もあれば、笑いや喜びという「甘味」もある。

それらを合わせ、めぐらせるうちに、ふと新しい味わいや深さが芽生える瞬間がある。


私は施術を終えて、冷たいお茶を一口いただいた。

その一滴の水にも、数え切れない恵みと命の積み重ねがあることを思う。

食べ物や水を大切にするということは、決して「困った時の備え」だけではない。

その奥には、まだ言葉にできない、もっと深いところで私たちの命とつながる「何か」があるのだろう。


今日もまた、その「何か」に触れさせていただいた一日だった。



食べ物

 
 
 

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