黄砂情報を見ることで、氣づく生活習慣と朝のひと時について。喫茶猫屋堂整体〜CS60LOHAS北九州緩み
- 管理者

- 11月27日
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黄砂情報は役に立っている。
最近は、朝の空を見上げる前に、まず気象庁の黄砂ページを開く癖がついた。
以前は、そんな情報があることすら気に留めていなかったのに、今ではまるで天気予報と同じくらい重要な合図だ。
窓の向こうに薄く霞がかかる景色を見ると、画面の数字がそのまま現実として目の前に立ち上がってくる。
「洗濯物は外じゃなくて部屋の中かな。」
そう思いながら、物干し竿にタオルを静かにかける。
乾燥機や浴室乾燥を使う家庭も増え、外に干すことが当たり前ではなくなったのだろうか。
季節や地域や時代によって、暮らしの形はゆっくり、ときには劇的に変わるものだ。
ふと、ニューヨークで暮らしていた頃の記憶がよみがえる。
あの街には、家庭に洗濯機のないアパートが珍しくない。
高層ビルの谷間を歩いていると、コインランドリーから温かい空気と洗剤の香りが流れ出てくる。
そこには、ビジネスマン、学生、画家、老夫婦、ベビーカーを押す母親……。
本当に様々な人たちが並んで座り、回転する洗濯槽をぼんやり見つめていた。
知らない相手でも、そこにいるだけでどこか仲間のような、奇妙にやさしい空気が流れていた。
外干しをする人はほとんどいなかった。
誰も靴下を風に揺らしていない。
乾燥機の回転が、ニューヨークの風の代わりだった。
今、北九州の空を見て思う。
私たちの生活は、決してひとつの形ではない。
「こうあるべき」という決まりもない。
環境に合わせ、時代に合わせ、心地よい形を自分で選んでいいのだ。
黄砂情報を開き、洗濯物を部屋に干す。
それだけの行動が、少しだけ丁寧に生きているような気持ちにしてくれる。
部屋に並んだタオルが、まるで新しい季節を待っている旗のように静かに揺れた。
CS60LOHAS北九州緩みの空間にも、今日もゆっくりとした空気が流れている。
やわらかい光の中で深呼吸をひとつ。
外の世界はめまぐるしく移り変わるけれど、ここだけは、時間がやさしくほどけていく。
喫茶猫屋堂整体
CS60LOHAS北九州緩み





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