龍のヤッケと玉露のお茶──笑いがめぐる午後のひととき。喫茶猫屋堂整体。CS60LOHAS北九州緩み
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- 10月14日
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福岡県北九州市八幡西区。
秋の風が心地よく吹く午後、建設業に従事されているご主人のご自宅へ、CS60の出張施術に伺った。
玄関を開けると、奥様のやわらかな笑顔と、ご主人の穏やかな声が迎えてくださった。
リビングには、仕事の道具と思われる図面や資料が丁寧に整えられ、几帳面な性格がにじみ出ている。
さっそく施術を始めると、日々の現場作業でたまったお疲れが、身体の奥からゆっくりとほどけていくのが伝わってきた。
CS60を通して流れるリズムが穏やかに整っていき、ご主人の表情がだんだんとやわらかくなる。
「はぁ〜、スッキリしますね」
その言葉に、私も自然と笑顔になる。
施術を終えたあと、奥様が丁寧に点ててくださったほうじ茶ラテを三人でいただいた。
香ばしい香りが部屋に広がり、温かな湯気の向こうに、穏やかな笑い声が響く。
ご主人は、仕事では「ミスのない段取りと確認が命」だと語ってくださった。
建設業の現場では、一つの手順のズレが全体の進行に響く。だからこそ、常に先を読み、緻密に計画を立てることが習慣になっているのだという。
その真剣な眼差しに、長年の信頼と誇りが感じられた。
──ところが。
プライベートでは、まるで別人のように「うっかり」が多いのだと笑う。
「この前、ヤッケを買ったんですよ。サイズだけ見て、柄は見てなかったんです」
そう言って取り出したのは、なんと背中や腕や胸元いっぱいに龍がうねる豪快なヤッケだった。
温厚で静かなご主人の雰囲気とはまるで正反対。
「開けた瞬間、びっくりしましたよ。でも現場で着たら、みんなに“似合ってますよ!”って言われて(笑)」
そのギャップが、逆に職人仲間たちの笑いを誘い、現場の空気を和ませたそうだ。
また、別の日の“うっかり”は、さらに微笑ましい。
高速道路のサービスエリアで、珍しい玉露のお茶を見つけて購入。
ところが、自動精算機で支払いを済ませたあと、通話しながら歩いていたせいで──
お釣りとお茶をまるごと忘れて出発してしまったという。
「スタッフさんが全力で追いかけてきてくれたんですよ」
その姿を想像すると、奥様も私も思わず吹き出してしまった。
お二人の笑顔に包まれながら、リビングはまるで喫茶店のような温かい空気に満ちていく。
気づけば、私自身もお腹の底から笑っていた。
帰り際、ご主人が一言。
「CS60を受けてから、体が楽になっただけじゃなくて、笑うことが増えました。なんだか心地いいがしますね」
その言葉に胸が熱くなった。
CS60がただの施術ではなく、笑いと温もりを生むきっかけになっていることが、何よりうれしい。
外に出ると、夕陽が家々の屋根を金色に染めていた。
龍のヤッケのように、今日もどこかで誰かが笑っている。
そんな光景を思い浮かべながら、私は次の訪問先へと向かった。
喫茶猫屋堂整体





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