お金は物質とエネルギーの複合体~人の意識とCS60~宗像市の出張施術で感じたこと~CS60LOHAS北九州緩み
- 管理者
- 6月24日
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梅雨明けのような夏の空の下、宗像市の一角にある一軒家を訪ねた。
表札の脇に季節の草花が植えられており、門を入るとどこか凛とした気配が漂っていた。ご主人は氣功を日々実践されているとのことだった。
年の頃は八十に届くかどうかという辺りで、落ち着いた物腰の中にも、どこか若々しさを湛えていた。
「CS60というのは、以前から興味がありましてな」
そう言いながら、ご主人は自らが行っている氣の感覚と、CS60の作用の比較に関心があると話してくれた。話の流れで、ご主人が用意してくださったのは、一袋のスナック菓子。俗に言うところの“ジャンクなお菓子”である。
「これでオーリングテストをしてみましょう」
まずは何もせぬままにテストを行うと、指はあっけなく開いた。それから私はCS60を用い、菓子に軽く施術を加えた。再度試すと、オーリングはしっかりと閉じたまま、簡単には力が抜けなかった。ご主人は軽く息を呑んで、しばし指先を見つめていた。
「これは……すごいですね。理屈ではまだ分かりませんが、体が反応しています。再現性があるというのは、もはや新しい科学と言えるかもしれませんな」
施術の前、ご主人は静かにこう語っていた。
「このお菓子ですら変わるのなら、人体に何の変化も起こらぬ道理がありません」
実際の施術後、ご主人は深く頷きながら、肩を回したり、呼吸の通りを確かめたりしていた。
「体の芯が澄んだような……そんな感じです。すっきりしています」
そうおっしゃってから、茶器を運んできてくださり、抹茶を点ててくださった。添えられた菓子は、和三盆で象られた梅と松。白磁の皿に並べられたそれは、まるで初春の庭の一角をそのまま写したかのようだった。控えめな甘さと、抹茶のほろ苦さが、静かに口の中に広がる。
話題は自然と、お金のことへと移った。
「ちょっと面白い話がありましてな」
そう言って、ご主人は一枚の一万円札を手にし、オーリングテストを行った。「私はお金が嫌いです」と唱えると、指はすぐに開いた。「私はお金が大好きです」と言うと、力が入る。
「ところが、札をこうして折ると、力が落ちる。つまり、長財布が良いというのは、理にかなっているんです」
私はその話を聞きながら、お金という存在が持つ、ただの紙切れ以上の意味に思いを馳せた。
「お金というのは、好きな人のところへ集まり、循環させてくれる人のところに留まる。それもまた“氣”の一つなのかもしれませんね」
物質とエネルギーが、どういうわけか意識と関わっている。そのことを、誰に教えられるでもなく、人は時に体験として知る。今日のこのひとときもまた、言葉にならぬまま、心のどこかにしみ込んでいった。
茶を飲み終え、名残惜しさを胸に外に出ると、庭の紅葉の若葉が静かに風に揺れていた。その揺れに目を細めながら、私は思った。この仕事を続けていて、よかった──と。
CS60LOHAS北九州緩み

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