からだの奥の小さな灯台と不思議な仕組みについて — 喫茶猫屋堂整体〜CS60LOHAS北九州緩み
- 管理者

- 11月18日
- 読了時間: 3分
今朝、玄関を開けた瞬間、ひやりとした空氣が頬をかすめた。
つい昨日までの暖かさがまるで嘘のようで、天氣予報では前日より最高気温が七度も下がるという。
秋から冬へ、季節が足早に歩みを進めるとき、空氣の匂いまで変わる。
「人は、自分で体温を調整できないのだよなあ」
そんな当たり前のことが、ふと心に浮かんだ。
たとえば、寒さで震えるとき、震えを止めることはできても、
体温そのものを意識して上げることはできない。
髪の毛だって、爪だって、自分で「伸びろ」と命じて伸ばすわけではない。
体の内側で、何かが静かに動いている。
眠っている間にも、水面下で絶え間なく働き続けている“誰か”がいる。
たとえば、未知の細菌やウイルス。
それが入ってきたとしても、私たちは自覚できない。
しかし、氣づかぬところで体は淡々と反応し、必要な場所に必要なものを届け、
不要なものをそっと片付けてくれている。
誰にも姿を見せないまま、
まるで体の奥に灯る小さな灯台のように。
朝の冷たい空氣の中で歩いていると、
体がひとつの大きな「うつわ」に見えてくる。
外からの刺激に揺らぎながらも、
その揺らぎをそっと受け止め、
また落ち着いた状態へと導いていく、自律した世界。
人が意識していなくても、
そのうつわの中では
無数の流れがぶつかり、めぐり、まとまり、
静かに整っていく。
「この仕組みを、人の暮らしや仕事にも生かせないだろうか。」
ふとそんな考えがよぎる。
不要なものを柔らかく手放し、
必要なものは自然に集まり、
そしてまたやさしく循環していく。
体が毎日当たり前のようにやっているこの動きに、
もっと人は学ぶべきなのかもしれない。
CS60の施術をしていると、ふとした瞬間に、
「人の体って、本当に不思議だ」
という氣づきが訪れる。
言葉にできない変化が、
お客様ご自身の内側でそっと芽生えていくときがある。
施術後に「からだがスッキリしたと感じる」と表現される方もいれば、
「血液が巡る感じがする」と話される方もいる。
そのどれもが、体の奥にある“灯台”が
ほんの少し光を強めたような、そんな印象を受けるのだ。
私たちは、自分の体の働きを完全に理解しているわけではない。
しかし、理解できないからこそ、その神秘さに心が惹かれるのかもしれない。
寒さが強くなるこれからの季節、
体はまた別のリズムを奏で始める。
私たちはただ、その変化に耳を澄ませ、
そっと寄り添い、からだの声を聞くだけでいい。
今日もまた、静かに働き続ける灯台に感謝しながら、
「CS60LOHAS北九州緩み」の一日が始まっていく。
喫茶猫屋堂整体
CS60LOHAS北九州緩み





コメント