「ヤマモモの木の下で」——遠賀町のCS60出張施術記 CS60LOHAS北九州緩み
- 管理者
- 3 日前
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ある晴れた朝。
CS60LOHAS北九州緩みの施術士は、予約の入っていた遠賀町へと向かっていた。割りと早い時間からの施術なので、早朝の朝の陽射しを浴びて、活力をいただいた。
途中、小さな行列を見つけた。
好奇心に従って列の先を見れば、JA北九やさい畑おんがの直売所だった。
通りすがりの人々が笑顔で袋を手にしている。並んでいる間にも、軽トラが荷台いっぱいの野菜を運び込んでいた。丸々としたトマト、ツヤのある茄子、そして、とうもろこし。土の香りが濃い。施術士はとうもろこしをひと袋購入した。
遠賀町は生活に便利な地域だ。
しかし、自然もよく残っている。
目を引いたのは、大きなヤマモモの木。
赤く熟した実が、枝の先にぽつり、ぽつりと残っている。ふと見ると、道端に野良猫がいて、それを見上げていた。
施術士は、猫にあいさつをした。しっぽがなめらかに動き、何かを語っている。
施術先は、明るい庭のある一軒家だった。
玄関で出迎えてくれたのは、グレーがかった茶色の作務衣を着た男性。
静かな佇まいの中に、どこか反骨的な氣配がある。
腰に疲れがたまっているようで、座るたびに小さく息をついていた。
「辛いものを食べると、スッとするんですよ」
施術中、男性はそう語った。
「唐辛子を刻んで、そのままうどんに乗せて食べたり」
汗をかくのが健康法らしい。
世間一般とは逆行しているようで、妙に説得力がある。
体の中に火をつけるような、その生活。
施術士は、CS60を手に、少しだけ羨ましくなった。
腰やお腹の奥深くにこびりついていた「疲れ」が、少しずつほどけていく。
それは、まるで長く封印された秘密のパズルが解かれていくような時間だった。
施術が終わると、男性は「これ、良かったら」と言って、冷えたグリーンティーを差し出してくれた。
こだわりの抹茶を使っているという。
香りは立ちのぼる草原のように清々しく、甘みは静かに舌に残った。
世の中にはまだ知らない「本物」がたくさんあるのだと、施術士はその一杯で悟った。
庭先の枇杷の木には、小さな実がいくつもなっていた。
帰り際、それを見上げていると、再びあの猫が現れた。
今度は何か言いたげな顔をしている。
施術士は、再び猫に話しかけてみた。
猫はこちらをチラッと見て、それから小さくくしゃみをして去っていった。ヤマモモの葉がそよぐ静かな風景があった。
CS60LOHAS北九州緩み

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