喫茶猫屋堂の駐車場で見つけた小さな森の奇跡――どんぐり、柊木犀、そしてメタセコイアが教えてくれた身体の調和〜喫茶猫屋堂整体〜CS60LOHAS北九州緩み
- 管理者

- 11月14日
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秋の風が少し冷たく感じられるようになった頃、喫茶猫屋堂の駐車場には、静かな黄金の季節が訪れていた。
お店のまわりには、いくつもの樹木が植えられている。春には芽吹き、夏には濃い緑陰を落とし、秋にはそれぞれが異なる表情を見せる。その木々の足元には、今年もコナラのどんぐりが転がっていた。まるで小さな宝石のように、艶やかで、ころんと丸い。風が吹くたび、コツン、コトンと優しい音を立てて地面に転がる。まさに“どんぐりの宝庫”と呼ぶにふさわしい光景だ。
ひとつ手に取ると、まだ新しい生命のぬくもりが感じられる。手の中にある小さな実の中に、森の未来が詰まっているのだと思うと、自然と胸があたたかくなる。
金木犀の季節が終わりかけの頃、ふと見ると隣の柊木犀にはまだ花芽の氣配もなかった。ところが、金木犀の香りがすっかり空氣から消えたころ、遅れてこの柊木犀が花を咲かせた。
ほのかに香る白い花。どこか奥ゆかしく、それでいて確かな存在感を放つ。金木犀の甘く濃い香りとは違い、柊木犀の香りは控えめで、秋の空気の中に静かに溶け込むようだ。
葉はとげとげとしていて、クリスマスのヒイラギを思わせる。その硬く冷たい葉に、柔らかな白い花が寄り添って咲く姿は、まるで季節の境目を見守る小さな灯火のようでもあった。
駐車場の奥には、ひときわ大きなメタセコイアが立っている。高くまっすぐに伸びた幹、細長い葉が次々と黄色く染まり、風に舞いながらパラパラと落ちていく。足元には、その葉とともに小さな種がいくつも落ちている。よく見ると、レンガと板石のわずかな隙間から、若い芽が顔を出していた。
その小さな命が、やがて空に向かって大樹となる日が来るのだろう。
メタセコイアの樹形は、まるで自然が描いた幾何学のように整っている。先端を頂点とした美しい三角形。その姿には、どこか宇宙的な調和を感じさせるものがある。
見上げていると、不思議と心が静まり、何か目に見えない大きな力とつながるような感覚が訪れる。人の皮膚は、色や形、光や波動を繊細に感じ取っているという。植物もまた、同じように世界のリズムを感じ取り、宇宙と響き合いながら生きているのかもしれない。
その瞬間、ふと風が吹き、金木犀の名残の香りと、柊木犀の淡い香りがまじり合った。
秋の午後の光の中で、どんぐりが転がり、葉が舞い、種が芽吹く。
自然のめぐりの中に、人の身体や心もまた、そっと調和していくのだろう。
CS60LOHAS北九州緩みの施術もまた、そんな自然の流れに寄り添うような営みだ。
身体の中に眠っていたリズムや流れが、ふっと蘇る瞬間がある。まるで、落葉の下から小さな芽が顔を出すように。
静かな午後、喫茶猫屋堂の駐車場で風の音を聞いていると、人も木も、どんぐりも、同じ生命のめぐりの中で呼吸していることを思い出す。
すべてはつながっている。
そして、今日もまた、小さな奇跡がこの場所に芽吹いている。
――秋の光の中で、心も身体も、少しずつやわらかく「緩んで」いく。
喫茶猫屋堂整体
CS60LOHAS北九州緩み





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