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大好きなチーズハンバーグ

友人と三人、宛てもなく街を歩いていた。

昼下がりの喧騒を抜け、大通りから脇道へ、さらに住宅街へと足を運ぶ。

どこか異国のような空気を感じさせる建物、細い路地の奥に佇む古びた家々。

その景色に惹かれ、ただ歩き続けていた。


気がつけば、ずいぶん遠くまで来てしまった。

足は重くなり、腹は鳴る。

しかし、タクシーなど通る気配もない。

どこかで休める場所を探そうとした矢先、一軒のレストランが目に入った。


ガラス越しに店内を覗くと、満席の賑わい。

窓際の男がナイフを入れると、ハンバーグの上でとろけるチーズが艶やかに広がった。

その様子を見て、迷うことなく扉を開ける。


席に案内されたものの、メニューはすべて英語。

料理名の見当もつかない。

だが、空腹に相応しくないものを注文しないようにメインのカテゴリーから選択した。

そして、幸いにも「チーズ」は読めた。

残る二人は「ポーク」と「チキン」の単語を拾い、それぞれ指差しでオーダーを済ませた。


おいしそうな肉料理と赤ワイン。ビーフステーキ。鉄板焼

厨房から漂う香ばしい香りが、さらに空腹を煽る。

やがて、白い皿に乗せられたオニオンフライが運ばれてきた。

まさか、これだけ?

そんな不安がよぎる中、ポークステーキがテーブルに置かれる。

厚切りの豚肉はスパイスの香りをまとい、見るからにジューシーだ。

しかもご飯との相性も抜群だ。

次に運ばれてきたのはチキンステーキ。

焼き目のついた皮がパリッと音を立てそうなほど香ばしい。


そして最後に、目の前に置かれたのは——

三つの巨大なクレープだった。

ドン、ドン、ドン、と勢いよく並べられる。

たっぷりのイチゴソースが滴り落ち、中にはトロリとしたチーズが包まれている。

まさかの光景に途方に暮れる三人。

しかし、すでに料理は目の前にある。

覚悟を決め、クレープにフォークを入れる。

口に運ぶと、甘酸っぱいイチゴと濃厚なチーズの塩気が絡み合う。

意外にも悪くない。いや、むしろ美味い。

食事の後、店を出る頃には満腹と笑いで心が満たされていた。




このお話を聞かせてくださった尊敬するラッパーのPUNJUさんに感謝しています。

 
 
 

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