柚子の香りと豚骨ラーメンが調和し、冬の台所をそっと照らす~喫茶猫屋堂整体。CS60LOHAS北九州緩み
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- 2 日前
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今朝も寒い。
暖かな布団の中が幸せに思う。
布団の中で一昨日つくったラーメンの味が、ふと胸の奥でよみがえった。
あの湯氣のやさしさと、夜の静けさにすっと溶けるようなあの感覚――“もう一回、あれを超えたいな。”そんな気分になり、台所へ向かった。
今回の主役は、庭の柚子だ。手のひらにのせると、少し重みがあって、皮に触れるだけでふわりと香る。冬の空気に凛とした明るさをくれる、この小さな黄色い宝物。
どんぶりに釜ダレ、塩こしょう、ホタテエキス、オイスターソース。素材の香りがひとつずつ重なり、静かに呼吸をはじめる。そこに柚子をぎゅっと絞ると、“パッ”と音がしたような気がするほど、一氣に世界が明るくなった。
お湯を注いでスープが完成。麺を茹で、白ネギ、きくらげ、メンマをそっとのせると、柚子の香りが湯気と混ざりあって、台所全体が一瞬で“冬のごちそう”の空氣に包まれた。
ひと口すすった瞬間、“え、なにこれ…さっぱりしてるのに、しっかりおいしい…”と声が漏れた。濃厚なのに軽やか。主張してるのに、押しつけない。柚子がこんなにもとんこつと仲良くなるなんて、ちょっと感動だ。
食べ終わった後、残ったスープを眺めていたら、ある衝動が走る。
――ここに、ご飯だ。
迷いなく鍋に移し、白米をそっと落とす。煮立ちはじめた瞬間、香りがもう“正解”を告げていた。
レンゲですくって口に入れる。その瞬間、思わず笑う。
うまい。うますぎる。
柚子の香りがふわりと広がり、スープの旨みとご飯の優しさが一緒にとろけていく。なんていうか…反則級だ。
冬の台所には、こんな小さな奇跡があるんだな、としみじみ思った。今日もまた、おいしい物語がひっそりと生まれた。
喫茶猫屋堂整体
CS60LOHAS北九州緩み





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