朝の台所に、自家製チャーシューを使ったチャーハンの魔法が灯る~喫茶猫屋堂整体・CS60LOHAS北九州緩み
- 管理者

- 3 日前
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朝、窓の外はまだ薄い光の中にあった。
静かな台所に立つと、昨夜のチャーシューが目に入る。“これ、絶対いい仕事するやつだ…”そう思ったら、氣がつけば包丁を手にしていた。
余ったチャーシューを細かく刻む。トントン、とリズムよく響く音が、まだ寝ぼけている頭をやさしく起こしてくれる。みじん切りの玉ねぎは、刻むたびに甘い香りをまとって、ふわりと漂った。
フライパンを熱して、油をひく。玉ねぎを入れると、軽い音を立てて踊りはじめた。透明になりはじめた頃、温かいご飯を投入する。木べらでほぐすたび、湯氣に乗ってまざる香りが、なんとも言えず幸せだ。
塩コショウ、おいしいだし、ホタテエキス。ほんの少しだけ加えると、味の輪郭がふっと立ち上がる。そこに刻んだチャーシューを投入すると――“あ、この瞬間の香り、ちょっと好きかもしれない。”そんな気持ちが胸の奥でほころぶ。
最後に釜ダレをほんのひとさじ落とす。じゅっ、と小さく鳴く音に、香ばしさが一気に花ひらく。青ネギを散らし、さっと炒めたら、パラリと軽い音をたてて器へ滑り込んだ。
ひと口食べた瞬間、思わず笑ってしまう。“え…なにこれ、めちゃくちゃいい出来じゃない?”ご飯はパラパラで、味がしっかり染みていて、まるで昔から通っているラーメン屋さんで出てくるあのチャーハンみたい。
手間もいらないのに、心がふわっとほどけるおいしさ。ただの朝ごはんのはずなのに、どこか特別な時間になるのが不思議だ。
香り、音、温度、そして少しだけの達成感。こういう小さな“いい感じ”が一日にそっと寄り添ってくれると、なんだか氣持ちの流れも穏やかになる。
今日もまた、いい朝がはじまった。
喫茶猫屋堂整体
CS60LOHAS北九州緩み





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