建設業のご主人と芸術の時間と大原美術館再訪問〜小倉北区のCS60施術日記〜CS60LOHAS北九州緩み
- 管理者
- 9月2日
- 読了時間: 2分
小倉北区で建設業に従事されているご主人のご自宅に伺いました。
今回も全身をじっくりとCS60で施術させていただきましたが、氣持ちよさそうにされて、途中で眠りに落ちる瞬間も。日焼けしたお姿は前回よりもさらに精悍で、夏の現場でのご活躍を物語っていました。
施術後はリビングで黒糖ミルクティーをいただきながら、岡山出張のときのお話を聞かせていただきました。
何と、現場の抜け出したそうです。
下請けさんに任せて向かった先は――大原美術館。作業着のまま列車に揺られながら訪れたそうです。国内外の名作に触れ、新たな解釈が湧き上がるほど感動されたとのこと。大原美術館の隣にある「エル・グレコ」でケーキとコーヒーを味わい、まるで異国の午後を過ごしたようだったそうです。
その翌日は何事もなかったかのように現場へ戻り、仕事をきっちりと仕上げて元請けの社長や営業の上長からも大いに喜ばれたとか。工事完了の夜は焼肉や瀬戸内の魚を囲み、翌日は島の魚介料理専門店で新鮮な海の恵みを堪能。踊り食いのエビや刺身の数々、煮魚、揚げ物――その味に「ここより美味い魚はない」と心を打たれたそうです。
さらに意外な展開が待っていました。
芸術好きと知った元請けの社長と営業の方に誘われ、三人で再び大原美術館へ。実は既に訪れていたとは言えず、「初めて来ました」という顔で館内を巡りながら、心の中でクスリと笑ったそうです。お土産コーナーでまたポストカードを数枚購入。その実、ご自身の手元にはすでに60枚近く集めておられるとか。
その中から、エル・グレコの《受胎告知》とモディリアーニの女性像を2枚いただきました。どちらも、日本にあること自体が奇跡のように思える名作。受胎告知の光と影、そしてモディリアーニの女性の瞳の奥に潜む静謐な世界に、ただただ吸い込まれるようでした。
芸術作品には、その人の美意識や長所が刻まれています。
だからこそ人は、そこにかけがえのない価値を見いだし、大切にしようとするのでしょう。
肉体を駆使する仕事の合間に、ふと心を解き放ち、芸術に触れる。
その時間はまるで、身体と心が一つに溶け合い、深い呼吸を取り戻すかのようでした。
コメント