早く、段取りよく、美しく、新宮町花立花の朝〜喫茶猫屋堂より〜CS60LOHAS北九州緩み
- 管理者
- 9月3日
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新宮町花立花の静かな朝。
まだ開店前の喫茶猫屋堂にて、私はオープン準備に追われていた。名刺、フライヤー、そして施術ベッド。どれも納期が驚くほど早く、届いた品はどれも美しく仕上がっている。プロフェッショナルの仕事というものは、こうも凛として、余韻まで心地よいのかと感嘆する。
私はもともと、できることは前倒しに進めて、余裕を持って段取りよく動くのが好きな性分だ。だからこそ、こうして周囲の方々の手際のよさに触れると、不思議な共鳴のような喜びを覚える。まるで歯車同士が噛み合い、軽やかに回りはじめるように。
準備を進める合間に、今朝は新宮町の花立花にある六所神社を参拝した。澄んだ空氣のなかで柏手を打つと、心の奥がすっと清らかになっていく。境内には薬師堂もあり、そこに祀られる薬師如来様の姿を前にすると、私はふとCS60のことを思い出す。
薬師如来様が手にしている薬壺。その丸みを帯びた形が、どこかCS60と重なって見えたのだ。真言の響きには「コロコロ」という言葉があり、まさにCS60の施術も「コロコロ」と転がしてゆくもの。偶然にしては出来すぎているようで、私はそこに運命めいたつながりを感じてしまう。
喫茶猫屋堂の窓から射し込む朝の光が、ベッドの白いカバーをやわらかく照らしている。その光景を眺めながら、私は思う。
——この場所で、人の心と身体が少しずつほどけていく時間が生まれていくのだろう、と。
静けさの中に、未来の鼓動が確かに響いていた。
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