【海と桜と、からだの声】〜岡垣町での施術の帰り道〜
- 管理者
- 4月9日
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皆さんこんにちは。北九州市近郊でCS60の出張整体を行なっていますCS60LOHAS北九州緩みです。
春の陽氣で昼間は暖かく、すごしやすくなってきました。
先日、岡垣町でのCS60の施術を終えた夕暮れ時、少しだけ時間に余裕があったので、ふと思い立って海辺に寄ってみました。
波の音を聞きながら、深呼吸をひとつ。施術後の余韻と、体から伝わってくる静かな充足感を味わっていると、ふと足元の景色に目を奪われました。
波打ち際に、桜の花びらが一筋の道のように、まっすぐに並んでいたのです。
まるで誰かが手でそっと並べたかのように、美しく、やわらかく、自然とそこにある花びらのライン。
けれどもちろん、それは人の手によるものではなく、風や波や季節の巡りの中で、偶然に生まれた造形でした。
花びらたちは、今まさに波にさらわれそうになりながら、かろうじて岸辺にとどまっていました。
だけどその姿には、不思議と焦りや不安のようなものはなくて、
ただ「ここにいるよ」と静かに語りかけてくるようでした。
私たちのからだもまた、日々の暮らしのなかで、目に見えない「流れ」にさらされています。
忙しさ、情報、気遣い、責任感——
知らず知らずのうちに、心もからだも緊張して、固くなってしまうことがあります。
でも、そんなときこそ、一度立ち止まって、自分の内側にそっと耳を澄ませてみる。
CS60の施術は、その「耳を澄ませる時間」を持つための、ひとつの手段だと私は感じています。
強引に押し流すのではなく、
頑なな何かを「ゆるめて」「整えて」「流れるようにする」。
それはまるで、風に吹かれて自然に落ちた花びらが、波と戯れながら一列に並んでゆくような、
そんなやさしい、宇宙のリズムのようなものなのかもしれません。
海岸の花びらの道をしばらく見つめたあと、私はそっとその場を後にしました。
帰りの車の中、胸の奥に静かに灯るような感覚が残っていて、
「あぁ、今日も良い施術をさせていただけたな」と、あたたかい気持ちになりました。
お客様と向き合う時間も、自然と向き合う時間も、どちらも私にとっては「からだの声を聴く」大切な時間です。
日常のなかでふと立ち止まるひとときを——
からだと心が「いま、ここ」に戻ってくる時間を——
そんな時間を、これからもCS60の施術を通じて、お届けしていけたらと思っています。

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