満月の夜に芽吹く言葉の種〜喫茶猫屋堂整体〜CS60LOHAS北九州緩み
- 管理者

- 11月6日
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昨夜は満月だった。
つきにかかる叢雲ひとつない澄みきった夜空に、まあるい月が静かに輝いていた。
その光は街灯よりも柔らかく、しかし心の奥まで届くような強さをもっていた。
夜の静けさに包まれながら、私は近くの公園を歩いた。
落ち葉が足元でかさりと音を立てるたび、月明かりが葉の一枚一枚を金色に照らす。
遠くの木立の間からは、かすかに虫の声が聞こえていた。
そのとき、ふと、ひとつの文章が頭に浮かんだ。
まるで誰かから届いた手紙のように、優しい調子で心の中に響く。
私は歩きながらその「手紙」を読むように、思考の中でその言葉をなぞっていた。
そう思って帰路につき、机に向かった。
けれど、続きを書こうとすると言葉は霧のように消えていく。
最初の一文だけが、ぽつんと残されたままだった。
それでも、私はそれを「種」だと思った。
無理に芽吹かせようとせず、静かに眠らせておく。
夜の間に、月の光とともにその種が育つかもしれない。
紙とペンを枕元に置いて、布団に入る。
窓の外では、まだ満月が高く、静かにこの小さな部屋を照らしていた。
眠りにつく直前、私はふと思う。
――言葉の種は、人の心の奥でゆっくりと発芽の時を待っているのかもしれない。
CS60の施術もまた、そんな種のようなものだ。
触れた瞬間にはわからなくても、時間がたつと、身体のどこかに小さな変化の芽が生まれる。
呼吸が少し深くなったり、ふとした時に心が軽くなったり。
それは目には見えないけれど、確かに芽吹いていく命の流れ。
満月の光は、そんな「目に見えない変化」をやさしく見守っているようだった。
今日もまた、紙とペンを枕元に置いて眠る。
次に目覚めたとき、あの言葉の続きが、そっと心に降りてきますように――。
喫茶猫屋堂整体
CS60LOHAS北九州緩み





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